1984年ATG映画 監督:寺山修二 主演:山崎努 原田芳雄 小川真由美
ATG映画というだけで泣けてくるなー。って年齢ばれちゃう?
今度紹介しようと思ってる映画に「燃えつきた納屋」っていう仏映画があります。シモーヌ・シニョレが重厚な演技で地方の一家を預かる母親役を演じ、アラン・ドロンが執拗なまでに正義を貫こうとする美男の判事を演じています。名作です。
アラン・ドロンが執拗なまでに正義を貫くほどに、シモーヌ・シニョレが守ってきた大切なものが失われていきます。
大切なものって何?それは勿論、平穏な暮らしですよ。仲が良く、穏やかに暮らす家族。
しかし、判事アラン・ドロンが捜査を進めるごとに、実は平穏の裏に長男と弟嫁の姦通とか、知らなければ皆が幸せだった事実が明らかになります。
そして結果、アラン・ドロンが嫌疑を掛けた一家、つまりシモーヌ・シニョレの家族は皆無実。犯人は全然関係の無い男。
こんな酷い仕打ちってある?無罪にはなったけど家族は滅茶苦茶。
その点、日本の、特に田舎の家族というのは賢い。
家長やその妻、或いは年寄りは何でも知っている。家が小さくて襖と障子だからでしょうか?下の話まで全部、知ってる。知ってる上で隠したり、隠させたり、知ってて知らない振り、いろいろする。
本当のところ、家族だってみんな知ってて知らない振りしてる。家長や年寄りから無理矢理押し付けられた嘘も、黙って納得しちゃう。だってそれが家族を守る唯一の方法だから。
だから、フランスのような悲惨なことにはなりません。
でも、文明開化が除々に訪れていて、本当のことを口にしてしまう人が増えてきましたよね。良かったんだか悪かったんだか。
さらば箱舟
百年の孤独

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